サロン・・・イタリア最盛期・ルネッサンス後期に生まれた、主人(多くは女主人)によって主催される、文学、哲学、政治、芸術を議論する、王侯貴族をはじめ上流階級の社交の場のこと。17世紀初頭、ローマで生まれ、ローマ駐在の外交官の父をもつ、ランブイエ侯夫人(1588-1665年)が、フランスでサロンを広めたと言われています。ランブイエ侯夫人は、当時の芸術大国・イタリアの洗練された宮廷で過ごした経験を活かし、貴族、教養ある人々を招き、上流階級の情報交換の場としてだけではなく、イタリアの様な豪華な家具、調度品等の室内装飾を、音楽家の生演奏と共に披露するサロンを開きました。サロンは女主人の感性の高さ、実力を示す場にもなり、フランスの文化、芸術レベル向上に大きな影響を与えます。
その華麗なるフランスのサロンを演出するためにつくられた金箔サロンスイート・・・御邸のサロンルーム用に、ミラー付きコンソールテーブル、サロンチェア2脚を特注制作させています。最高の美と称されるルイ15世様式による意匠には豪華な金箔が貼られ、贅を尽くした気品高い佇まいです。
貴族や文豪、音楽家たちによって、このサロンスイートの前でどんなに素晴らしいサロンが繰り広げられていたのでしょう。壮麗な室内装飾の中、芸術、音楽が一体となったときに、感性の極みとも言える感動が沸き起こります。このサロンスイートはその素晴らしい時間を幾多も経験し、今尚、人々を魅了し続けます。
金箔サロンルームスイートのメインである、美しい佇まいのコンソールテーブルとミラー。コンソールテーブルはヨーロッパの博物館、美術館にて今も歴史を物語る家具として展示されています。本品は、それらの家具と同様の製作方法により、木彫刻の上に豪華な金箔が貼られています。
作品のような見事な彫刻に魅了される、頭頂部のロカイユ装飾。アシンメトリー(非対称)の装飾は、デザイン様式に精通した職人にしか成せない高度な技術です。最高の材料と時間を掛けた丁寧な手仕事による贅を尽くした仕上がりです。
ゴールドと調和する、美しい模様の大理石。自然の芸術品である大理石は、形成される場所と状況によって、色合い、模様、光沢感に独特の特徴が表れます。本品に相応しい大理石が厳選され使用されています。本品の格調高さをさらに演出し、美しく一体化しています。
見るものを魅了するサロンチェア。ベルサイユ宮殿で使用されている上質シルク生地で張替え、さらに華麗に蘇りました。
ハプスブルグ家、女帝マリアテレジアの繁栄をを象徴するイエローサロンルーム。本品に通ずる、ルイ15世様式による金箔家具が華麗に設えられています。
ベルサイユ宮殿、バッキンガム宮殿、シェーンブルーン宮殿・・・名だたる宮殿の豪華絢爛な室内装飾を演出するために、金に装飾された家具は欠かせません。
細身ながら圧倒的な存在感を放つ、金箔コンソールテーブル付ミラー。 ※夢織のおすすめ商品に詳細掲載
王侯貴族の城に見られる綴織りによる、華麗なる金箔サロンスイート。 ※夢織のおすすめ商品に詳細掲載
宮廷文化の賜物とも言えるサロンスイート。お部屋のメインとしてはもちろん、エントランス(玄関)の格を上げます。