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ヴィクトリアン シフォニエ<br />
1880年代 英国 マホガニー<br />

ヴィクトリアン シフォニエ
1880年代 英国 マホガニー

英国史上、もっとも輝かしい時代をつくりあげ、大英帝国として世界に君臨した女王ヴィクトリア。

富と力の絶頂期にあり黄金期を迎えていたヴィクトリア時代・・・

この時代の栄光と誇りを象徴するかの如く、荘厳華麗なシフォニエ。

装飾様式は18世紀に伝わってきたロココ様式を独自に発展させた英国ロココ様式で構成されています。優雅な曲線と華やかで繊細な彫刻、大きくラウンドするガラス扉を大胆に取り入れた斬新なデザイン。官能的な美しさに、限りなく黒に近い紅褐色のマホガニーが見事に調和し、英国ロココ様式を体現する至極の作品となっています。

現在ではワシントン条約により伐採が規制されている高級材マホガニー。当時のマホガニーは現代のものとは一線を画し、その木目の緻密さ、赤みを帯びた風合いは、現代の家具では到底醸し出すことのできない趣と言えます。

左右扉部分に施された渦巻きを基調とした彫刻模様。ルネサンス時代に確立された渦巻き唐草模様で、太陽が起源とされている渦巻き模様により優美さと流動性が作り出され、唐草模様と組み合わせることで繁栄を示しています。

トップおよび両サイドに施された透かしの装飾にはフランボワイヤン・ゴシック様式を思わせるトレーサリーの華麗な彫刻がなされ、上部を透かし、軽く見せることによってバランスの取れた形を作り出しています。

そしてこの家具の最大の特徴である中央に大きく配されたショーケース部分をご覧ください。大きくラウンドする貴重なガラス扉は、中に飾るものをより立体的に美しく見せていたことでしょう。

さらにショーケースの両サイドには飾り棚が設けられ、家具のラインに合わせてカットされた面取りミラーが取り付けられています。家具自体の外観美もさることながら、内外に飾られたものを効果的に美しく見せるこだわりの意匠に、この家具のデザイナーや家具職人の技術の高さをうかがうことができます。

一体このシフォニエに、どのような最上級のコレクションを飾っていたのでしょうか。セーブルベース、マイセンフィギュア、ウースタープレート・・・

ヴィクトリア時代を生きた上流階級の優雅な暮らし、風景がここに記憶されています。

  • 1.荘厳かつ華麗な逸品

    1.荘厳かつ華麗な逸品

  • 2.古典様式のトップの意匠

    2.古典様式のトップの意匠

    ゴシック建築に見られるトレーサリー(窓の上部などに使われている桟)ドアの上部にはこの家具に重厚感を与えています。

  • 3.美しい曲線のラウンドガラス

    3.美しい曲線のラウンドガラス

    この家具の最大の特徴である曲線美際立つラウンドガラス。中のものが最高に引き立つように設計されています。

  • 3.曲線美が魅力的な装飾

    3.曲線美が魅力的な装飾

    しなやかなラインを描く飾り棚の柱など、エレガントな雰囲気はお部屋を華やかに演出します。

  • 4.彫刻作品ような緻密な彫り

    4.彫刻作品ような緻密な彫り

    扉部分にはアカンサスなどをモチーフにした彫刻が施されています。

  • 5.調度品を美しく飾るための装飾家具

    5.調度品を美しく飾るための装飾家具

    装飾家具としての魅力もさることながら、飾る小物も最大限に美しく見せてくれます。 ※中の張地は、AkemiMandaプロデュースにより赤い生地に張替えています。

  • 6.ヴィクトリア女王

    6.ヴィクトリア女王

    英国の黄金期を築いたヴィクトリア女王(在位 1877-1901年)。世界の7つの海を制した大英帝国時代をの象徴として君臨。 本品のような、英国史上最高の装飾芸術がこの時代に制作されます。

  • 7.英国黄金期のインテリア

    7.英国黄金期のインテリア

    セーブル、マイセン、ミントン・・・最高の調度品が、本品に飾られていたことが 思い起こされます。ヴィクトリア時代の荘厳華麗なインテリアが現代に蘇ります。