華麗なるマリー・アントワネット時代を彷彿させる、豪華な金箔が全てに貼られたルイ16世様式サロンスイート。フランスの御屋敷のサロンルームのためにつくられた逸品です。
マリー・アントワネットがヴェルサイユ宮殿での王妃としての生活の気分転換のため、プライベートルームを広げ、「黄金の間」と呼ばれる部屋に親しい友人だけを集めて過ごしていた時期がありました。そこではお抱え画家のヴィジェ・ルブランや、王妃のドレスをデザインを手掛け確かなセンスと巧みな話術で王妃と人生を共にしたローズ・ベルタン、「”アウリスのイピゲネイア“のスコアをマリーアントワネットに差し出す作曲家」の絵画に登場するグルックなどが常連で、アントワネットを中心に華やかなサロンが繰り広げられていました。
本品は、そのベルサイユ宮殿の「黄金の間」に黄金のハープとともに置かれたサロンチェアと同じように、ルイ16世様式を体現し金箔が施された、稀少なサロンスイート(ソファ、アームチェア2脚、サロンチェア2脚の5点セット)です。足元に使われている独特の形状「トゥピ・サボ」は、ルイ16世様式の装飾家具を象徴するモチーフです。直線的な脚先をより華奢に見せるように演出し、重厚な装飾家具に洗練美を加えます。直線的で華奢なデザインはルイ16世様式の特徴です。
「黄金の間」は、アントワネットにとって日々の緊張感から解放され、心休まる癒しの場所であり、自分を理解する友人と談笑するとても大切な空間でした。そんな大切な部屋に、自身の感性を尽くし、また友人におもてなしを感じてもらえることができるよう、最高の装飾家具が設えていました。本品も、その「黄金の間」のように、文豪や芸術家等を招いたサロンを優雅に過ごすために制作されたものです。長い時間滞在しても良いように、質にこだわった座り心地のよいソファに、アームチェア。サロンチェアは飾り椅子として、また時に音楽家のハープの演奏等に使われていたのでしょうか。想像が膨らみます。全ての家具の頭頂部と座面の下には可憐なバラがデザインされています。
頭頂部の木彫刻は、このように繊細に彫刻することは難しく、細部まで手が掛けて作られています。その木彫刻の上には、金箔が贅沢に何枚も重ねられ貼られています。その豪華なサロンスイートを鮮やかに彩る、フランスの上質バラ柄の生地を夢織デザインにより張替え華麗に蘇りました。
華美な装飾を研ぎ澄ました、究極の洗練美と呼ばれるルイ16世様式による金箔サロンスイート・・・アントワネットに代表される王侯貴族を中心に繰り広げられたサロンのように、最高の空間と時間を提供してくれます。
トップの薔薇の彫刻をはじめ全て繊細な木彫刻が施された上に金箔が貼られています。アームのところにまで生地が当てられ、心地よく腕が置くことができます。
華麗なるサロン(社交界)の必需品と言える、優美なソファとアームチェア2脚にサロンチェア2脚のサロンスイート。究極の洗練美であるルイ16世様式を象徴します。
当時の貴婦人が腰を据えている情景が思い描かれるサロンチェア。座るだけでなく、インテリアとして重宝する美しい佇まいです。
ベルサイユ宮殿で繰り広げられたアントワネットの華麗なる暮らしぶり。装飾家具、王立窯セーブルによる磁器作品等、装飾芸術がこの時代に華開きます。本品のサロンスイートは、アントワネットの時代のルイ16世様式を体現したものです。
ベルサイユ宮殿を代表する一室「黄金の間」。アントワネット好みの華麗なる設えの中、気心の知れた芸術家、文豪などと優雅なひとときを過ごしたと言われています。本品は、黄金の間に飾られているチェアのデザインを継承し制作されたサロンスイートです。
西洋でのクッションの歴史は古く、中世の宮廷や御邸の中で既に使われていた記録があります。ロココのインテリアに華を添える室内装飾品であり、本品のような華麗なサロンスイートには欠かせないものです。夢織オンラインで様々な種類のクッションをご用意しております。