華麗なるカステッロ(城)の室内装飾が彷彿される、豪華なソファテーブル。対の天使が大理石の天板を支えている、芸術性が極めて高い逸品です。

ルネサンス以来、彫刻に人間性や写実性を追い求めた、イタリアの芸術文化を象徴する佇まいの本品。片方の天使。豊かな巻き毛。幼い体ながら筋肉は引き締まっており、腰に布をまとっています。もう片方は長い髪を後頭部でまとめ、ヘッドドレスを冠り、丸みのある身体に肩から衣をまとっています。オリュンポスの岩場にたたずみ、双方から世界を支えている壮大で神聖な構図。天板の大理石の暗緑色に浮かぶ薄荷色のゆらめきが、波立つ月夜のアドリア海を連想させ、神秘的な美しさをたたえています。ヨーロッパを代表する大理石の名産地イタリアならではの、美しく、格調高い大理石です。
装飾家具と言うより、まるでアーティストによる彫刻作品のようです。お部屋に飾ると圧倒的な存在感を放ち、絢爛な室内装飾に変わります。