1880年代
英国
マホガニー
W68cm D45cmヨーロッパにおいて6~7世紀頃から続く装飾工芸の一つである象嵌細工。象嵌はイメージに合う図案を象(かたど)り、それに合うサイズの木片(くるみ、樫、オリーブ、レモンなど)を切り取って嵌(は)めこんでいく技法で、卓越した職人の技と時間を要します。
今回、ご紹介するのは上質なマホガニー材に象嵌細工を一面に施した贅沢な逸品です。中央に描かれている貝殻にはサテンウッドを用いることで、ひと際光沢が放たれています。また、中央から四方へとのびやかにつたう植物を描いた線はシルク刺繍のように実に繊細で、凛とした神々しささえ感じさせます。
マホガニー本来の温かみのある色は、年代と共に美しい艶が生まれてきます。幅68㎝、奥行き45㎝というたっぷりとしたサイズもその存在感を際立たせ、上質のティータイムの演出と共にお部屋のインテリアとしても十分にお楽しみ頂けることでしょう。
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