1900年代
英国
マホガニー
W92cm D37cm H167cmまるでバレリーナが舞台で立っているような、細くて美しい脚からの流れるような優美なラインが見る者を魅了するキャビネットです。
ヴィクトリア女王治世の後期を象徴する、色の濃い上質マホガニー材が使用され、棚板はエルミタージュ美術館で使用されているヨーロッパの上質生地で張り替えられた格調高い仕上りです。上部を支えるにはこれ以上細く出来ない限界の細さまで脚を細くし、4脚とも同じデザインによりエレガントに仕上げています。さらに前脚には繁栄の象徴とされるアカンサスの葉が繊細に彫り込まれています。トップの装飾は、優美な脚と呼応するように美しいラインを形成し、日本のお城の装飾(破風)のように格式高さを演出しています。ミラーは飾るものを引き立たせるだけでなく、周りの室内装飾を映しこみ、家具をよりスマートに、またお部屋を広く見せる効果があります。
サイズが大きいものが多いこの時代のキャビネットの中で本品は小振りであり、このサイズ感が美しい佇まいをより引き立てています。美しいラインにこだわった、貴婦人の想いが感じられます。
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