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美術工芸品
ルイ15世様式 ブロンズ象嵌コモード
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GVC_2015

ルグラ ベース

1920年代

フランス

エナメル彩色ガラス

W11cm H27.5cm

すっきりとしたフォルムに鮮やかに映える、ノウゼンカズラのオレンジ色の花びら。口縁部分はほころびかけの蕾を思わせる、優美で滑らかなライン。フランスのアール・ヌーヴォーからアール・デコ期を代表するガラス工房、ルグラの魅力が見事に表現されたベースです。

既にガラス職人として評判の高かったオーガスト・ルグラが、1864年、パリ郊外のサン=ドニでガラス工房を始めたのがルグラ工房の始まりです。ルグラはその芸術性だけでなく、実業家としての才能も発揮し、テーブルウェアや装飾品などで大きな成功を収め、フランスの最高勲章であるレジヨン・ドヌール勲章を授けられ、ナイトの称号を与えられました。
有名なルグラ工房の作品の中でも、特に評価が高いのがベースです。自然や花のモチーフをエナメル彩や金彩で華やかに描きつけたもの、とくにこのような縦型の物はルグラの代表作であり、ルグラ工房の真骨頂を発揮した逸品と言えるでしょう。

日本の浮世絵にも大いに影響を受けているルグラの作品は、東洋と西洋の文化が見事に調和し、そこにあるだけで心が色づいてくるような、不思議な魅力にあふれています。ガラス上に咲き誇る花の、具象的で鮮烈な表現。ふくよかに、シンプルにまとめられたベースのデザイン。そのどちらもが、作家の目と手を通して体現された、花の美しさなのです。ルグラが創った一輪を飾れば、お部屋の中で、自然界の美を堪能できます。