1925年
フランス
カメオガラス
シュナイダー兄弟
W40cm D40cm H65cm自然界に美しく咲き誇るピンク色の薔薇をテーマにした、シュナイダー兄弟によるシャンデリア作品。アールデコ期に、ヨーロッパで一世を風靡した稀代のデザイナー・ベルフランセによる可憐な薔薇のガラスと、まるで蔓薔薇(ツルバラ)にように優美な意匠に魅了されます。
色鮮やかなピンク色の薔薇をテーマにした本品。ピンクの色合いは、光を灯すと桜色のように風情ある色に変わり、日本人の心に染みます。ガラスは、2層の異なるピンク色のガラスをカットとエッチング(酸化腐食削り)により模様を浮き彫りにするカメオガラスにより、芸術性高く仕上げています。
日本芸術が脚光を浴び、家具や照明等の装飾芸術に大きな影響を与えたアールヌーヴォー期からアール・デコ期。有機的な曲線美が特徴のアールヌーヴォーの良さを生かし、幾何学的なアール・デコを取り入れた、時代を象徴する作品と言えるでしょう。“ほんもの”は、時代を超えて感動を与え続けます。
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