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ルイ15世様式 ブロンズ象嵌コモード
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ECF_0001

ネオ・ルネッサンス様式彫刻カッソーネ

1870年代

イタリア

W120cm D53cm H70cm

陰影に富んだ力強い彫刻、深い飴色をたたえる滑らかな木の質感……。ネオ・ルネッサンス様式を象徴する装飾性に満ちたカッソーネ(イタリア式コファ)です。その圧倒的な存在感は、家具の原型と呼ばれたコファを超えた装飾芸術と称しても過言ではありません。

かつてイタリアで、女性が婚姻のさいに必ず持参した家具、それがカッソーネでした。長く使えるよう、頑丈な木を使い、豊かな装飾を施していることが特徴です。随所に彫り込まれた彫刻は非常に立体的で、材質が木であることを忘れさせるほどに艶やかな光沢を帯びています。前板に、このカッソーネを守るように彫られた二人の男性は、豊饒と多産の象徴とされるグリーン・マン。彼らが手にするのは、果物があふれんばかりに詰まったコルヌコピア(豊饒の角)。柱や側板に彫刻された奇異な風貌の人物像や、植物と融合した獣などは、ルネッサンス期に流行したグロテスクと呼ばれる装飾様式で、カッソーネにしばしば用いられたモチーフでした。鍵は大振りでしっかりとしており、このカッソーネが重要なものであったことを伺わせます。天板にひときわ大きく浅彫りされた、甲冑を纏った男性は、この品を作らせた、名のある家の主なのかもしれません。

存在感あふれる彫刻カッソーネ。イタリアでは、その家の財産として大切に扱われてきました。客間や書斎に置けば、空間全体を、重厚な、威厳のあるものにしてくれます。ミケランジェロのダヴィデ像さながらに、芸術品を鑑賞するようにご堪能下さい。

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