南仏の美しい海を連想させるエメラルドグリーンの大理石と、格調高いウォルナット材の見事な草花彫刻が見る者を圧倒する、ナポレオンⅢ世時代のナイトテーブル。格調高い上部とは対照的に、優美な細長い脚のラインが繊細で華やかな印象を与えるルイフィリップ様式を体現した逸品です。

高級感あるウォルナット材の木目は美しく、黒みがかった色はずしりとした重厚感を感じさせます。テーブルの細部には、スクロール文様や、活き活きと伸びゆく葉や可愛らしい小さな花の彫刻が施され、彫刻職人によって文字通りの華が添えられています。また、この家具のために、特注で制作された稀少なイタリア産大理石が使用されており、深みのあるグリーンは、ダークウォルナットの色味と調和し、品格を感じます。

細くしなやかに伸びたカブリオレレッグ。小振りでありながら、宮廷家具・コモードの様な存在感を放つ、ナイトテーブル。テーブルランプに光を灯して飾ると、幻想的な佇まいに魅了されます。
※脚先のキャスターは現在取り外しています。