1870年代
ベルギー
オーク
W147cm D103cm H76cmベルギーレースの繊細さを彷彿とさせる、見事なデザインと手仕事・・・その格調高く華やかな佇まいに、言葉を失います。優れた木彫職人や家具職人が排出されたベルギーの古都リエージュ。当時のリエージュにより製作された代表的な家具は、ベルギー王立美術館に所蔵されています。そのリエージュへ、ダイニングルーム用に特注制作された、希少価値の高いダイニングテーブル椅子6脚セットです。
当時のヨーロッパ上流の邸宅でのパーティには、主に6人掛けのテーブルが用意されていました。リエージュ家具の特性が全て表現された意匠の数々が見られます。側面には永遠の美の象徴、ヴィーナスを表す貝殻模様が見事な彫刻で施されています。跳躍する山羊の足を模したと言われるカブリオレ・レッグの野性的な4本の脚先には、馬の蹄先型のフーフ・フッド。100ミリは越す大きさの角材から彫り出されています。根本、足先には端正なアカンサスの彫刻がデザインされ、テーブルの風格を際立たせています。
リエージュの誇る家具製作技術を駆使して制作されたダイニングテーブルセット。重厚感と華やかさを兼ね備えた本品から、当時の貴族のディナータイムが想起されます。
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