1905年
英国
サテンウッド
W96cm D47cm H89cm宝石のように美しく輝く、ハンドペイントされたコモード。英国マナーハウス(貴族の館)の室内装飾を彷彿させる装飾家具です。
先ず目を奪われるのは、明るく光沢感ある高級木材サテンウッド。当時、英国アフタヌーンティーを華麗に彩る室内装飾として、サテンウッドの装飾家具が上流階級に流行していました。貴族趣味の美しいサテンウッドが本品の気品高さを演出します。そのサテンウッドには、ネオクラシカル様式による優美なハンドペイント。正面の両扉には新古典主義の象徴と言われる壺が、シンメトリーに美しく描かれています。また、可憐なバラをはじめとした草花が、色鮮やかに本品を彩ります。
英国を代表する稀代な建築家ロバート・アダムの室内装飾に、一際存在感を放つサテンウッドの装飾家具。アダムスタイルを体現した室内装飾の中、サテンウッドによる本品が優雅に設えられていた光景が想起されます。
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