1820年代
英国
陶磁器
W・カップ 幅11cm・ソーサー 直径14.5cm・シュガーポット 幅15.5cm D・カップ 奥行8cm・シュガーポット 奥行13cmcm H・カップ 高さ7cm・ソーサー 高さ3.5cm・シュガーポット 高さ10.5cmcm透きとおるように白く美しく、しかも堅牢なボーン・チャイナ、それは英国4大名窯の一つであるスポード社の偉業によって生み出されました。「ベル・シェイプ」と言われる形状のカップが特徴的な本品、腰のあたりの柔らかな曲線が下部に行くにしたがって引き締まっていき、植物をかたどった複雑なハンドルはエレガントなアクセントとして格調を高めています。当時、高度な金彩技術を持つ職人を擁していたスポード社を物語るように、このC&Sの白磁には細かな植物模様の金彩がとてもよく馴染んでいます。白と金、濃い染付による紺色、そこにアクセントとして描かれたベールオレンジ色のかわいらしい二つの小花。これらの色がよく調和し、色数の少なさがかえって上品な印象を与えてくれます。また、テーブルに花を添えてくれるお揃いのシュガ-ポット、その蓋についた花のまるい蕾をかたどった金色のつまみは、きっと微笑みを誘ってくれることでしょう。
コーヒータイムの演出に、また、ご自身の大切な時間のおともに、スポード社の逸品をコレクションの一つに加えられてはいかがでしょうか。