


1860年頃
英国
ウォルナット
W47cm D52cm H91cm高さ47cm貴婦人たちの優雅なアフタヌーンティーが彷彿される気品高いチェア。花草のプチポワン刺繍も魅力的で、英国貴族好みの雰囲気を演出します。
英国が繁栄の最盛期を迎えた19世紀後期のヨーロッパ。貴族の女性たちの間では、大きく丸く広がったボリューム感のあるドレスが流行し、美しいフォルムのバルーンバックチェアは、ティータイムを優雅に彩る椅子として重宝されます。
本品は、ヴィクトリア女王治世の黄金期である1860年頃に製作された、希少価値の高いバルーンバックチェアです。
この時代の特徴である上質なウォルナット材が贅沢に使用され、流れるように美しい意匠が魅力です。また、なめらかな曲線を削り出したバルーン型の上部と下部の格調高い緻密な彫刻は、他と一線を画す仕上がりです。艶やかなウォルナットの特質も引き出され、光沢感のある佇まいが品格の高さを感じさせます。
思わず見惚れてしまうほど美しいチェア・・・華麗なる英国アフタヌーンティーの室内装飾が思い起こされます。