華麗なるマリー・アントワネット時代を彷彿させるエレガントな装飾家具。18世紀に制作された美術品的価値ある逸品です。
ヴェルサイユ宮殿で繰り広げられた王侯貴族の贅を尽した暮らしぶりを象徴するマリー・アントワネット。究極の美術品とインテリアを求め、ヴェルサイユに自らの内殿として「黄金の間」を設けました。お抱え画家のヴィジェ・ルブランや、王妃のドレスのデザインを手掛け、確かなセンスと巧みな話術で王妃と人生を共にしたローズ・ベルタン、「”アウリスのイピゲネイア“のスコアをマリーアントワネットに差し出す作曲家」の絵画に登場するグルックなどが常連で、アントワネットを中心に豪華絢爛なサロンが繰り広げられます。
その優雅なマリーアントワネットの室内装飾が思い起こされるサイドテーブル。どの角度から見ても美しい様は見るものを魅了し続け、人々の心を離しません。
アントワネット好みの、夢のように美しいこの装飾家具は、アートと言えます。
眺めているだけで陶然と幸福に浸れ、究極の美を体感いただけます。
バラとリボンのモチーフをこよなく愛したアントワネット。装飾家具、王立窯セーブルによる磁器作品等、装飾芸術がこの時代に華開きます。本品は、アントワネットの時代のルイ16世様式を体現したものです。
新古典主義の室内装飾の中には、本品と同様の、アントワネット好みの装飾家具が設えられています。ルイ16世様式の本品は、フランス装飾芸術の至高ロココの影響を受けた賜物と言えるでしょう。
光り輝く精緻な直線のフォルムは、古代ギリシャローマからルネサンスに受け継がれた古典的なデザインスタイル。古典的でありながらも、洗練された印象を与えます。ルイ16世自身は、装飾の趣味において妻のアントワネットに強く感化され、可憐で品格のある調度品を好みました。
ロココ芸術の偉大なるパトロンであった、才色兼備の貴婦人。ダイヤモンドの比では無いほど価値があると、こよなく愛した日本製の金蒔絵の漆器コレクションを王妃マリーアントワネットが譲り受けます。
究極の美の形と評されるロココにより室内装飾。華麗で心地良く過ごせる室内装飾は、ロココ様式と呼ばれ、ヨーロッパ中の王侯貴族に愛されました。金箔が装飾された本品は、華麗なるロココ様式から生まれた意匠です。
本品を最高に引き立たせる豪華な赤色の壁。赤という色は、ヨーロッパでは古くから高貴の色とされてきました。キリスト教では、赤は救済と愛の象徴であり、騎士にとっては神に対する誓いの色でもありました。Akemi Mandaプロデュースにより、当時のシャトー(城)に設えたようなインテリアを演出します。