1880年代
フランス
マホガニー
W130cm D93cm H60cm貴族の紋章のように、象嵌部を華麗に装飾するブロンズ装飾。かつてこのコモードをオーダーしたものの権力を示すよう荘厳な佇まいです。
木部の可憐な草花文様の象嵌を、活き活きと躍動するアカンサスとロカイユで装飾した彫金の数々。彫金装飾の一部は、引き出しのハンドルにもなっており、遊び心が感じられます。脚や側面にも繊細な彫金細工が施されており、ルイ15世時代の花開いた貴族文化を象徴するかのような意匠です。白を基調とし、墨が流れたような美しい柄の厚みのある大理石はオリジナルのもので、家具に品格を与えています。
大きな金彩ミラーを飾り、コモードの上には優美なマントルクロックが置かれ、豪華に設えていた当時のお屋敷の室内装飾が目に浮かびます。お部屋に品格が備わる逸品です。
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