荘厳であり華麗な佇まいの、高級材ローズウッドが贅沢に使用されたショーケース。腕利きの職人にしか成し得ない技が随所に見られる、贅を尽くした作品のような装飾家具です。ヨーロッパ伝統のフレンチポリッシュでさらに華麗に仕上がりました。
格調高さを演出するため、正面は凹凸した表面に仕上げています。圧巻なのは、その凹凸した表面に繊細な象嵌細工が施されています。また、優雅な曲線を描きせり出す扉は、オリジナルの波ガラスが張られています。立体的なガラスの表面が光を吸収して、中に飾る自慢のコレクションを引き立てるように計算されたデザインです。周りを装飾するロカイユ文様やアカンサス文様のブロンズ細工は、典型的な宮廷趣味。ゴールドの色彩が、華やかさを演出します。扉下部の草花の繊細な象嵌細工は、目を見張る素晴らしさで、眺めているだけで気分が高揚します。
セーブルやマイセン等の主自慢のコレクションをショーケースに飾り、美しい室内装飾の中、一際存在感を放っていたのでしょう。彫刻作品のような本品は、お部屋の格を上げ、壮麗な雰囲気を演出します。