1900年代
オーストリア
ステンドガラス
W少年(後姿)24cm 少年(前向)24.5cm 少女 26.5cm H少年(後姿)42cm 少年(前向)41.5cm 少女 44cmクリムトやエゴン・シーレに代表されるウィーン分離派の一人、ミヒャエル・ポヴォルニー作のステンドガラス。装飾美術に卓越したデコラティブアーティストとして知られるポヴォルニーのこの作品は、独創的な色彩とデザインが、世紀末ウィーンの雰囲気を漂わせる陶酔の世界へと誘います。また、ポヴォルニーの作品でもステンドグラスは珍しく、大変貴重な作品です。
宝石のサファイアやエメラルドグリーンのような濃く深い背景色のガラスに人物画を施した3作品。少年、少女は愛らしくも、その表情は古典的な雰囲気も湛え、まるでルネサンス期の絵画を見ているような感動がわき起こります。少女の赤いバラはウィーンの世界的建築家オットー・ワーグナーのマジョリカハウスの薔薇を思わせ、ユーゲント・シュティール(アール・ヌーヴォー)の息吹も感じさせます。
ヨーロッパの長い歴史の中で培われてきた光の芸術、ステンドグラス。そこから透過する光が見る者の心を捉え、癒しのひとときを与えてくれます。ウィーン分離派ポヴォルニーの芸術的なステンドグラスは、絵画を鑑賞するようにお部屋に飾り、アートな空間をお楽しみいただけます。
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